不透明

まだ見ぬ君へ捧ぐ日記

しにたくはない

 

しにたくない気持ちを再確認するためにこの記事を書いている。


最近、1日に何度も「しに...たくはないな」と呟いてしまう。場合によってはその後に「あぶねー」と続く。


全然しにたくないのに、常にしんどい気持ちがまとわりついているせいで気持ちが暗くなってしまう。なぜしんどいのか、それは30歳を目前に控え、いよいよ人生がワケわからなくなってきているからだ。


昔、何も考えずに振ってしまった相手や、やんわり結婚の約束をした相手などを思い出して強烈な鬱に襲われてる。私は人を好きになりづらい。多趣味で好奇心旺盛でちょっと男性が怖い。だから恋愛に発展しない。深い関係にはさせないようにしてる。

 

結婚出産について考えるのがダルい。心の底から望んでるわけでもない。10〜20代で「早くママになりたい」なんてことを言っていたクラスメイトの女の子を見ては、彼女とは生きてる世界が違うんだなと思っていた。男に生まれていれば、こんなに悩まなかったのは分かりきってる。男に生まれていれば今頃、当たり前に非正規で、当たり前に結婚もせず、当たり前に自分のやりたいことだけをやって気楽に生きていたに違いない。

 

私が狂いそうになっている理由は、結婚・婚活どうこうというより出産のリミットが刻一刻と迫ってきているからだと思う。出産にはリミットがある→結婚しなきゃ→まず相手探さなきゃ→出会いの場に行かなきゃ→そもそも彼氏欲しいの?


こんな感じで自問自答を繰り返しているため、どこにいても何をしていても、常に苦しさがつきまとう。こんな日々がいつまで続くんだろう。楽しい30代なんてあるんだろうか。


男に生まれたかったと切実に思う。多分私は男だったとしても、家族を養うなんて考えは最初からない。仕事もすぐ辞める非正規の男だったはず。だから【家族を養うために一生働かなきゃならない男の大変さ】はよくわからない。ただただ、出産のリミットを意識せず、自分のことだけ考えて自由に人生を生きられる方の性別でありたかった。それだけ。


結婚出産を強く望んでいないにも関わらず、出産能力があるためにそれを意識せざるを得ない今の状況に耐えられない。出産能力が備わっていたが為に自分の人生だけに集中するのを許されない。それがとてつもなく苦しい。高齢出産のリスクもある。自分のことと、子供のこと、2人のことを考えなければならない。逃げたい。苦しい。

 

 


自分の好きなことだけ考えて生きていきたかった。